うつわの話

 山口奈緒 の陶器との日々を綴る / 活動情報も

公演後記

今週月曜日に千秋楽が無事終わり、もう1週間が経とうとしています。
あんなにぎっしりな毎日だったのに、今になれば、本当に公演なんてしていたんだろうかと思ってしまうほど。跡形もなく劇場を撤退しましたが、本当にやったよね?w

終わってみて、本当に景色が違ってみえています。モノを創った、という感じ。善し悪しあるにしろ。わたしはまた、やりたいです。今回出来なかったこと、足りなかったこと、もっとこうしたらよかったとかこうしたかったとかありますから。出来れば。

音響さん、一人芝居のときもプランで付いてくれたのですが、今回は本番も付いてくださって、「もっとこじんまりやる公演かと思ったら、大きな公演になったね」と一言。
確かにそうでした。どこかひっそりと、小さく、濃く、創りたいと企画した公演。ただ、スペースでやらせてもらった一人芝居のときとは違って、劇場を貸していただけたので、これはわたしの力だけでは到底無理だと瞬時に思い、恐る恐る、今回のスタッフさんたちにお声がけ。舞台監督さんも照明さんも、過去にお世話になったことのある方で、今度こんなことをやりたいんです、とお話したら、面白がってすぐに承諾してくださいました。それが何より心強かった。あ、どうしよう、ヒトリ一人エピソード書いていこうかな。今日は照明さん。

今回照明をお願いした箱崎さんは、元々明日図鑑でもお世話になっていました。明日図鑑が公演をしなくなってから随分とご無沙汰していましたが、あのほら、mixiやらfacebookやらでは繋がっており、更にはわたしのダンスの先生の旦那さんともお仕事仲間という、これは「世間は狭い」という一言で片付けるにはご縁があり過ぎだろうと勝手に思っていました。でも今は、小劇場よりもコンサートやイベントなど、大きな会場でお仕事されていることが多く、お誘いして大丈夫かしらと心底不安でしたが、勇気を出しコンタクト。「やりますよ。思い出してくれてありがとう!」とすぐにお返事をいただきました。いや、忘れませんよ。なんなら一人芝居のときもお願いしてみればよかった。

そしてまずは打ち合わせ。場所は新宿のcafeでした。
明日図鑑でお世話になったと言え、その頃のわたしは新人も新人、スタッフさんとお話も出来ないような感じで在籍していたので、そう、箱崎さんとも二人っきりでお話したことなんかない。。台本と図面をお渡しし、今あるだけのイメージ、伝えられるだけの説明をポツポツと。「わかりました、わかりました」とそのままわたしの拙い言葉を受け取ってくださいました。そして「今日は時間があるから」とそのままその日の稽古場にも来てくださり。その後も様子を見に、何度も稽古場に来てくださいました。箱崎さんが来てくださった日の稽古は、とても雰囲気が良かったのを覚えている。

そして劇場入り。実際に初めて見る明かり。何でもない日中の光、朝、夕、夜。それは細かに変化をつけてくださっていました。あんなに拙いわたしの台本に、息を、彩りを加えてくださった。さとるの夢のシーンもしっかり創ってくださり、場当たりでのわたしの意見にもすぐに応えてくださり。そして、誰にも気付かれずにふわりと退館されている。でも、楽日打ち上げは朝まで残ってくださった、猫のような、箱崎さん。
打ち上げの帰りしな、「劇場に来るのが毎日楽しかった」と仰ってくださり、何より嬉しかったです。本当にありがとうございました。

 

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そうそう、あとこれ。
稽古・公演中ほぼほぼ写真撮らなかった中での貴重な写真。
観に来てくれたコバケンさんこと動物電気の小林健一さんとペテカンの谷部聖子ちゃんと。